1. HOME
  2. ブログ
  3. ボランティア
  4. ボランティア・マルシェ終了!

BLOG

ブログ

ボランティア

ボランティア・マルシェ終了!

本日はボランティア・マルシェ最終日でした。

テーマ「高齢者って何歳から?今後に備えた高齢者体験講座」として、高齢者疑似体験グループさくら会に協力いただき開催しました。

さくら会の主な活動は、学校等で高齢者疑似体験を通じて、高齢者の心身の変化や高齢者への関わり方等を伝えることです。

▲参加者にむけた資料を作成(さくら会)

▲ボランティアグループの活動紹介、自己紹介からはじまりました

▲実際に小学校等で行う高齢者のあるある場面を寸劇で披露

 

この寸劇は非常にリアルで、レストランに来た高齢者役、レストランの店員役に分かれて高齢者のあるある場面を劇で伝えるものでした。

例えば、メニューが見えづらくて店員に聞く様子、お金の支払いの様子等。

 

そして、実際に参加者に85歳の身体を想定して作られた高齢者疑似体験セットを身体に装着して会場を歩いていただきました。

非常によかったのが、高齢者疑似体験が終わった後の「学びの交流会」です。

 

体験後にどんな気持ちになったか、どんなことが不安になったか等を参加者とさくら会で共有していきます。

【体験後の参加者から】

  • こんなに身体に負荷がかかったら、まず家の外に出たくなくなるな・・・。
  • 自宅にいる親もこのような身体の変化があるのかと思った。もう少しやさしくしなくちゃな・・・。

そして、さくら会からメッセージがありました。

「私はさくら会の設立当初からいて20年を超えますが、身体の衰えはあるかもしてないけれど気持ちは当時のまま。」

「元気でいるためには社会参加、人とおしゃべりが一番大事だと最近感じています」

「さくら会に入ったことで、困っていそうな高齢者に声をかけれるようになった(昔だったらできていない)」


そしてまとめの中で印象的だったのが、

「私たちは高齢者の身体の不自由さを伝えたいわけではなく、心の部分を伝えたい。そして高齢者の中で一番悲しいことは孤独ということ。それは家族がいるから孤独ではない。というわけではなく、家族がいても孤独の人もいる。そのこと等を理解して、高齢者のことに気づき、行動していける人を多くしていきたい」

「若い人も高齢者も嬉しいときは嬉しいし、悲しいときは悲しい。感情や心の部分はみんな一緒。特別ではない。」

すごく素敵な考え方であり、やはり地域福祉を推進するためには福祉教育が必要だと感じました。